かつて、ハッチバックモデルのC30などで散発的にWTCCプログラムを行ってきたボルボは、その開発ドライバーとして長らくダールグレンを起用して世界戦を戦ってきた。2016年3回目のWTCC参戦となるダールグレン自身も、最終戦に向けて3日間のテストを経てカタールへと乗り込んでいた。

「(今季初戦だった)ポルトガルのレースでは、長い間マシンのステアリングを握っていなかったから、週末だけで合わせ込むのはかなり難しかった。またアルゼンチンでは胃の不調とインフルエンザの症状に悩まされた」と、ダールグレン。

「(2016年は)こういった2度の“悪夢”を経験しているので、健康を維持し、準備できることはすべてを整えてきた。これが良い結果につながることを信じてね。それにマシンはより高いレベルで走ることができると感じる。それだけ、マシンについての理解が深まっているんだ」

 南仏で3日間のテストを経たボルボS60ポールスターTC1は、来季2017年に向けての開発プログラムも同時に消化。マシン開発の手応えをベースに、ダールグレンはキャリアにおいての新たな展開も視野に入れている。

「レースを戦うチャンスを得るのは素晴らしいことだが、それだけではない。テストするチャンスが与えられているし、クルマの開発がいかに重要なのかも分かっているからね」

 2017年シーズンのWTCCに3台目のマシンを投入することは確定的なボルボだが、それ以降の参戦計画は不透明で、オーストラリアのスーパーカーからはワークス撤退を決め、今後はTCRマシンの開発やクラス1への転向も噂される。

 また、WTCC自体の存続が危ぶまれる声も聞こえてくるなど、グローバルなツーリングカーシリーズの先行き自体にも注目が集まる。

「カタールでのリザルトが重要」と語ったダールグレンだが、オープニングはビョークに次ぐ7位、メインは不運なアクシデントに巻き込まれリタイヤに
「カタールでのリザルトが重要」と語ったダールグレンだが、オープニングはビョークに次ぐ7位、メインは不運なアクシデントに巻き込まれリタイヤに

3台目のTC1カーはすでに完成。来季はMAC3にも登場予定のボルボ・ワークス
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