「我々はオーストラリアのモータースポーツ界で頂点に位置する『レプコ・バサースト1000』の計画について、NSWヘルス(ニューサウスウェールズ州保健当局)、バサースト地域市議会、救急隊、放送局、およびNSW州政府と緊密に協力し続けている」

「2021年の“グレートレース”を確実に進めるため、必要なすべての『COVID-19安全要件(セーフティ・プロトコル)』を遵守する。我々の目的は、できるだけ多くのファンをサーキットに呼び戻すことが可能な環境を整えることだからね」

 一方で、州政府ごとの感染状況やその対応施策により、今季カレンダーでの開催維持が困難な状況に陥るイベントも発生している。

「残念ながらパースで予定されていたイベントは、継続的な制限により重大なリスクを伴うため、2022年のカレンダーに移行するという難しい決断を下すことになった」と続けるシーマーCEO。

「同様に、海峡を越えた“Kiwi(キウィ/ニュージーランド出身者の愛称)”ファンは、両国間でのバブル政策が中断されたため、ニュージーランド国内戦が改訂版カレンダーに登場しないのを確認し、間違いなく失望することだろう」

「しかし、どちらのイベントも2022年にはカレンダーに戻る。現状はこのスポーツにとって困難な時期だが、そのためにもカレンダー配置に柔軟性を保ち、必要に応じて大幅な変更を加える必要があるんだ」

 一方、現地のモータースポーツ専門サイト『speedcafe.com』によると、2022年にシリーズ導入予定の新車両規則“Gen3”に関連し、新たに欧州のマニュファクチャラーがシリーズオーガナイザーとの話し合いに参加しているという。

「もちろん、私もそれについて多くの関心があることを知っているよ」と応じたシーマーCEO。「しかし以前にも説明したように、私はそれに関して公に発信することを禁じられているんだ」

 以前は韓国のKIA(キア)がシリーズに興味を示し、同社の5ドア・ファストバック・サルーン『Stinger(スティンガー)』での参戦が囁かれていたが、最新の噂では『ジャガー』のブランド名がその候補に挙げられている。

RSCのチャンピオンシップは10月2~3日に再設定されたウィントン・スーパースプリントでリスタートを迎える
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2022年導入が予定される新車両規則“Gen3”は、困難な時期ながら新規参入を呼び込めるか
2022年導入が予定される新車両規則“Gen3”は、困難な時期ながら新規参入を呼び込めるか

■RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ2021年後半戦再々改訂版カレンダー

ラウンド 開催日 開催地
Rd.8 10月2~3日 ウィントン・スーパースプリント
Rd.9 10月23~24日 TBA
Rd.10 11月4~7日 バサースト1000
Rd.11 11月19~21日 シドニー・スーパーナイト
Rd.12 12月3~5日 ゴールドコースト500

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