2016年のインディカーチャンピオン、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は2017年に実施されるエアロキット開発凍結が、ライバルチームのアドバンテージになるだろうと語った。

 チーム・ペンスキーは2016年シーズン、パジェノーとウィル・パワー、ファン-パブロ・モントーヤの3名で16戦中10勝を達成。またパジェノーとパワー、エリオ・カストロネベスの3名でドライバーズランキング上位を独占するなど、圧倒的な強さをみせつけた。

 ここまでの成績を残した要因としては、シボレーの提供するエアロキットがホンダのものよりも高いパフォーマンスを発揮していたこと、同じシボレー陣営のなかでも、ペンスキーがいち早くエアロキットを使いこなしたことなどがあげられる。

 しかし、インディカーは2018年に共通エアロキットの投入を決定した。このため2017年のエアロキット開発が凍結され、来季も同じエアロキットを使うことになり、パジェノーはアドバンテージが減少すると考えているようだ。

「2017年シーズンの戦い方について、なるべく早く考えをまとめる必要がある」とパジェノー。

「エアロキットの開発が止まることで、どのチームにも僕たちに追いつくチャンスが生まれてくるからね」

 しかし、パジェノーによればペンスキーにもさらなる向上の余地があるという。

「オーバルやワトキンスグレンのようなロードコースで、さらにパフォーマンスを高められるはずだ。そのためにオフシーズン中も作業を進めていくよ」

「そして、僕自身にも改善すべきポイントがある。まだ自身のポテンシャルを引き出しきれていない」

2016年シーズン、16戦中10勝という圧倒的成績を残したチーム・ペンスキー
2016年シーズン、16戦中10勝という圧倒的成績を残したチーム・ペンスキー

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円