週末2番目のレースも同様に予測不可能な結果となり、リバースグリッド採用の序盤こそ前方発進のチアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)が隊列を率いたが、義務ピットを経た残り2周時点で首位争いはマルコス・ゴメス(カバレイロ・スポーツ/シボレー・クルーズ)とマウリシオの一騎討ちに。
前戦でも攻防の舞台となったターン4の“クルバ・ペトロポリス”で、首位マウリシオを仕留めたゴメスだったが、そのままファイナルラップへと突入し先行してチェッカーを受けたものの、前周オーバーテイクの瞬間に同区間ではイエローフラッグが掲出されていたことが判明。
黄旗区間での追い越しは見逃されることなくレース後5秒加算ペナルティが科され、マウリシオが勝利を手にし、ブルーノ・バプティスタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)、ガエターノ・ディ・マウロ(KTFスポーツ/シボレー・クルーズ)が並ぶ表彰台となった。
「ユーロファーマRC全体にとって、ふたつの勝利を手にしたことは非常に特別な瞬間だ。最初のレースでは最高の戦略とはいかなかったが、それでも表彰台を獲得することもできた。レース2では8番手スタートから3番手まで順位を上げ、最後はイエロー区間で一悶着があったが、最後は立場が逆転するだろうことを予期していた」と勝者マウリシオ。
この週末の結果によりレース2でも8位に入ったセラが、王者ガブリエル・カサグランデ(A.マティス・フォーゲル/シボレー・クルーズ)とは1点差の99点とし、新たなチャンピオンシップリーダーの座を引き継ぐことに。続くSCB第4戦はサンパウロ近郊に位置するお馴染みの常設トラック、アウトドローモ・ヴェロチッタで5月14~15日の週末に争われる。


