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投稿日: 2016.04.05 11:20
更新日: 2016.04.05 11:22

NASCAR第6戦:カイル・ブッシュ、マーティンズビル初制覇


海外レース他 | NASCAR第6戦:カイル・ブッシュ、マーティンズビル初制覇

2016年4月4日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部

カイル・ブッシュが圧勝でマーティンズビルを完全制覇!
カップ&トラックの両レースで初勝利

 NASCARは1週間の休息を経て、シリーズ最短オーバルのマーティンズビルで開催され、カイル・ブッシュがスプリント・カップ・シリーズとキャンピング・ワールド・トラック・シリーズの両レースで圧勝。自身これまで未勝利だったマーティンズビルで週末の完全制覇を成し遂げた。この勝利でカイル・ブッシュは今季の“チェイス”入りをほぼ確実なものとし、開幕戦を制したデニー・ハムリンに続き、トヨタ勢2人目の“チェイス”入りとなった。

第6戦 STP 500
開催日:4月3日

カイル・ブッシュが圧勝でマーティンズビルを完全制覇!
今季初勝利でトヨタ勢2人目の“チェイス”入りをほぼ確定

 4月3日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第6戦「STP 500」が開催された。

 シリーズ最短の1周0.526マイル(約850m)ショートオーバルであるマーティンズビルは、70年近い歴史を誇り、そのコース形状から「ペーパークリップ」の相性を持つ。バンク角も浅く、ロードコースのヘアピンコーナー2つをストレートでつないだような低速コースで、ハードブレーキングが必要となり、タイヤにも厳しいコース。

 マーティンズビルでは年に2戦カップ・シリーズ戦が行われているが、トヨタはこれまでに5勝。その全てを地元バージニア州出身のデニー・ハムリンが挙げており、昨年春の大会もハムリンが制している。

 3日(日)快晴の下、午後1時19分に500周(263マイル:約420km)で競われる決勝レースがスタート。カイル・ブッシュ、ハムリン、マット・ケンゼスが7,8,9番手と続いてスタートを切ると、徐々にポジションアップ。32周目にカイル・ブッシュが首位に立った。

 110周目にはケンゼスが2位へと浮上し、3位以下を大きく引き離しながら、2台の“トヨタ カムリ”による首位争いが繰り広げられた。

 マーティンズビルを得意とする地元のハムリンは、93周目のコーション時のピットでスピード違反ペナルティ。順位を落とすも追い上げ、217周目にはトップ5に返り咲いたが、221周目のブレーキング時にコントロールを失い壁にクラッシュ。レースを終えることとなってしまった。

カップシリーズで自身初のマーティンズビル制覇を達成したカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)
カップシリーズで自身初のマーティンズビル制覇を達成したカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)

 後半戦もカイル・ブッシュが首位をキープし、ケンゼスが追う展開に。2台は3位以下に2秒以上の大差をつけて快走したが、残り17周でタイヤバースト車両によりイエローコーション。全車ピットへ向かい、首位のカイル・ブッシュが最前列イン側、アウト側にケンゼスが並んで残り11周で再スタート。

 カイル・ブッシュは好スタートを決めたが、アウト側のケンゼスは出遅れ、また、イン側の隊列に入ることができずポジションを落としてしまった。

 カイル・ブッシュは追い上げる後続を振り切り、トップでチェッカー。レースの3分の2を超える352周で首位を快走する速さを見せ、今季初勝利を挙げた。カイル・ブッシュにとってカップ・シリーズでのマーティンズビル初勝利。また、前日行われたトラック・シリーズでも勝利を挙げているカイル・ブッシュにとっては、同一週末完全制覇となった。マーティンズビルでの同一週末制覇は初。

 カイル・ブッシュはこの勝利で、開幕戦に勝利したハムリンに続く、トヨタ勢で2人目の“チェイス”入りをほぼ確実なものとした。

 25番手と後方スタートから一時は周回遅れになるなど苦戦しながらも終盤追い上げたカール・エドワーズが6位に入った。

 次戦第7戦は4月9日(土)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

カップシリーズで自身初のマーティンズビル制覇を達成したカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)
カップシリーズで自身初のマーティンズビル制覇を達成したカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)

ドライバー カイル・ブッシュ:
「別カテゴリーでのレース経験は確かに有意義ではある。毎週そうだとは限らないが、昨日の(トラック・シリーズの)レースでは、これまでにマーティンズビルで戦ってきた約30戦での経験以上のものを学ぶことができた。チームに感謝したい。我々の“トヨタ・カムリ”は最高だった。最後の再スタートは、それまでの2回でマット(ケンゼス)にかわされていたのでちょっと心配だったが、幸運にも彼を抑えることができた。ついにこの柱時計(トロフィー)を手にすることができ、最高の気分だ」

■NASCAR第6戦マーティンズビル レースハイライト


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