南米大陸を代表する“ティントップ”カテゴリー、2022年SCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”第8戦は、隣国より急きょ参戦のスーパーTC2000レギュラー、ジュリアン・サンテロ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)がFP2でいきなりの最速タイムを記録し、予選で最前列を獲得したブルーノ・バブティスタとリカルド・ゾンタのRCMモータースポーツ陣営トヨタ・カローラが、再車検で失格裁定を受けるなど波乱尽くしの展開に。

 そんな荒れた週末で輝きを見せたのがFP1で最速、レース1でもセカンドロウ3番グリッドからスタートしたフェリペ・ラピーニャ(ホットカー・コンペティソイス/シボレー・クルーズ)で、2020年に急逝したチーム創設者アマデウ・ロドリゲスに捧げるドラマティックな初優勝を達成。亡き父の遺志を継ぎ代表に就任した娘のバビ・ロドリゲスは、南米モータースポーツの主要カテゴリーで実に43年ぶりとなる、女性代表が率いるチームでの勝利記録を樹立した。

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