「チャンピオンシップのインテグリティ(清廉さ、健全さ)を維持する一環として、すべての関係者は引き続き協力し、新型車両の各データと相対的なパフォーマンスを確認した」と説明するのは、スーパーカーのシリーズCEOを務めるシェーン・ハワード。
「これは、過去20年以上にわたって実施されてきた等価性評価システムに該当する、このカテゴリーの継続的な成功の前提条件だ。ホモロゲーション登録担当チームやメーカー代表者、そしてスーパーカーが協力してこの目標を達成した結果、先週のVCAT検証テスト中に両ブランドで2200km以上の走行が実施された」
「テモラのテストはすべての関係者に高いレベルの自信をもたらした。そして今週末、完全にリセットされ、ふたたびエネルギーを与えられたチャンピオンシップとともに、開幕戦『ニューカッスル500』が開催されるのを楽しみにしている」
フォード陣営のホモロゲ登録チーム、ディック・ジョンソン・レーシング(DJR)にてGen3マスタングのチーフデザイナーを担当したペリー・カッパーは、テモラのテストが「フォードを軌道に乗せる立場に置くと確信している」と、その成果を語った。
「Gen3開発プロセスへのコミットメントと努力に対し、スーパーカーと関係者全員に感謝したい」と続けたカッパー。
「我々としても、引き続き追加検証のために年間を通じてスーパーカーと協力し続けるつもりだ。先週の空力テストで行われた調整により、ライトが消える前にマスタングで戦う準備ができ、最初のイベントに行くことができるという自信が得られた。これでようやく、スーパーカーの歴史におけるこの新しい章に際し、グリッドに並べて回転数が上がるのを聞くことができるよ」
一方、シボレー陣営のファクトリー指定チーム、トリプルエイト・レースエンジニアリングのテクニカルディレクターであるジェロミー・ムーアは、同じくカマロZL1も「レースを開始する準備はできている」と応じた。
「テモラでのVCAT検証全体を通して、各社のホモロゲーション・チームとスーパーカーのスタッフは、共通の目標を達成するためにオープンで協力的な方法を採用した。そこでの物事は非常にうまく協調したと思う」とムーアは続ける。
「70回以上の走行を繰り返した4日間を通して、測定されたダウンフォースとドラッグ係数により、同等のクルマを走らせることができたと確信している。さあ、レースに出掛ける時間だ。最高のチームが勝つことを願っている」