一方、同じタイミングで“2タイヤ”を選択していたラーソンは、残り30周時点でロガーノとのサイド・バイ・サイドの競り合いに勝利。最終的に4.142秒の快適なマージンを築き、自身初のハーフマイル・オーバル制覇、そして僚友ウイリアム・バイロン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)に並ぶシーズン2勝目を手にした。
「今日は誰もがピットロードで良い仕事をしてくれ、適切なコールを行い、素晴らしいピットストップを行ったように感じている」と、自身2戦ぶりの勝利を喜ぶラーソン。「僕らは素晴らしいクルマを持っていた。それは僕がドライブしたクルマのなかでも最高のレベルだったよ!」
この2台の背後には、マーティン・トゥルーエクスJr.とデニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)が3位、4位で続き、ジョー・ギブス・レーシング(JGR)のふたりにとってはこれが今季初のトップ5フィニッシュに。さらに5位ブリスコの背後には、同じく力強い走りを披露していたSHRの僚友アリック・アルミローラ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)が続いている。
併催のNASCARエクスフィニティ・シリーズ第8戦『コール811ドットコム・ビフォー・ユー・ディグ250』は、土曜の決勝250周中198周を制したジョン-ハンター・ネメチェク(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)が今季2度目の勝利を手にし、同じくNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第7戦『ロング・ジョン・シルバーズ200』は、コーリー・ハイム(トリコン・ガレージ/トヨタ・タンドラTRDプロ)が今季初優勝。
ジョージア州出身の若干20歳は、金曜の悪天候によるコーションでのディレイや短縮に“恩師”カイル・ブッシュ(カイル・ブッシュ・モータースポーツ/シボレー・シルバラードRST)の猛攻もしのいで、今季新生なったチームに勝利をプレゼントした。
そして服部茂章率いるハットリ・レーシング・エンタープライズ(HRE)の16号車タイラー・アンクラム(トヨタ・タンドラTRDプロ)は、雷雨のコーションやレインタイヤでのスタートなど、不確定要素にも翻弄され27位となっている。


