そんなチャンピオンチームにとって唯一の懸念材料となったのが天候で、トラックの状態とタイヤの温度、ライバルのミスによる赤旗の掲示で、タイトな状況のなか目まぐるしく戦況が入れ替わる難しいセッションと化したにもかかわらず、最高の戦略を適用したペーニャが最後のアタックで一閃。ヴィヴィアンのシボレーと後輩モンテネグロを抑え、キャリア通算24回目の最前列を手にした。

 明けた日曜午前9時50分に開始された25分+1周の決勝は、予選4番手タイムを記録していたロドリゴ・アラメンディア(シボレーYPFクルーズ)が“ポール・ドロー”で先頭からスタートを切ったが、序盤の段階で早くも後続に飲み込まれる展開に。

 代わってリードを引き継いだファクンド・アルドリゲッティ(トヨタ・カローラTC2000)が終盤まで粘りを見せたものの、背後からの重圧によりブレーキを失って万事休す。その横をすり抜けていったモンテネグロが7番手グリッドからの逆襲を決め、昨季の初優勝に続くシリーズ2勝目を獲得。2位にも9番手発進だった王者ペーニャが続き、最終的にアクシオン・エナジー・スポーツTC2000がワン・ツーを飾る完璧なリザルトとなった。

 その勢いを維持してレース2に臨んだルノー陣営は、チャンピオンがまさに盤石のドライブを見せ、サンテロのカローラとモンテネグロに背中を見せつけたペーニャがキャリア通算28勝目、コルドバのトラックで3回目のトップチェッカー。

 この結果、ペーニャとモンテネグロのふたりがスタンディングでも抜け出し、サンテロ、ヴィヴィアン、そしてアルドゥソが続く展開へと変わっている。

レース1で先頭スタートを切ったロドリゴ・アラメンディア(シボレーYPFクルーズ)や、ファクンド・アルドリゲッティ(トヨタ・カローラTC2000)も勝利には届かず
7番手グリッドからの逆襲を決めたイグナシオ・モンテネグロ(ルノー・フルーエンスGT)がシリーズ2勝目を飾った
レース2はサンテロのカローラとモンテネグロに背中を見せつけたペーニャがキャリア通算28勝目を手にしている

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円