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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.03.07 13:31
更新日: 2017.04.25 17:41

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第2戦アトランタ レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第2戦アトランタ レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第2戦 Active Pest Control 200

クリストファー・ベルが全ステージ制覇の完全勝利!
“トヨタ・タンドラ”1-2フィニッシュ

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第2戦「Active Pest Control 200」が3月4日(土)にアトランタ・モーター・スピードウェイで開催された。

 この週末、アトランタではNASCARのトップ3シリーズ全てが行われたが、特にこの土曜日は昼からのエクスフィニティ戦に続き、すぐにトラック戦が行われるというダブルヘッダー開催。

 唯一3シリーズ全てのレースに出場するカイル・ブッシュは、直前に行われたエクスフィニティ・シリーズで今季初の勝利を飾っており、慌ただしくヴィクトリーレーンからトラックのレースへと向かった。

 カイル・ブッシュは自身が2010年のブリストルで史上初めて果たした週末3シリーズ完全制覇を再び成し遂げるべく今大会に臨んだ。

 4日(土)、エクスフィニティ・シリーズのゴールから僅か45分程しか経っていない午後5時1分に、1.54マイルオーバルを40周、40周、50周の3ステージ計130周(200.2マイル:約320km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。

 自身初のポールポジションからスタートを切ったクリストファー・ベルは、チームオーナーでもある2番手スタートのカイル・ブッシュを序盤からぐんぐん引き離し独走。一時はその差は3秒以上に。

 イエローコーションもあり独走状態は続かなかったものの、ベルは首位を守ってステージ1を制覇。カイル・ブッシュが2位、2度のシリーズチャンピオン経験者であるマット・クラフトンが3位、ベン・ローズが4位と“トヨタ・タンドラ”が上位を独占した。

今季初勝利を挙げたカイル・ブッシュ
今季初勝利を挙げたカイル・ブッシュ

 ステージ2でもベルが首位を独走。カイル・ブッシュはピットでポジションを落とし、追い上げたがベルには届かず。ステージ2もベルが勝利。カイル・ブッシュが2位。ローズ、ティモシー・ピーターズ、クラフトンと続き、ステージ2も“トヨタ・タンドラ”が圧倒的な強さを見せた。

 ステージ3では、再スタート前のピット作業で首位に立ったカイル・ブッシュが25周にわたって首位を快走。ベルはステージ序盤トラブルでペースが落ちたものの、残り18周で切られた再スタートでは、5位から一気に首位を奪還。

 その後方では、カイル・ブッシュがタイヤバーストに見舞われ壁にヒット。しかし、イエローコーションは出ず、カイル・ブッシュは大きく順位を落としてしまった。

 レースは残り6周というところでイエローコーション。最後の2周での勝負となった。最前列イン側にベル、アウト側にクラフトンが並び、どちらも一歩も譲らないままのつばぜり合いが続いたが、ダーン3からターン4にかけてベルがわずかに先行。するとその後は2位以下を引き離して行き、トップチェッカー。ベルが今季初勝利を挙げた。

 ベルは130周のうち99周で首位を走行。ステージ1、ステージ2も制しており、今季より採用されたステージ制のレースで、3シリーズ中初めて、3ステージ全てを制しての勝利となった。クラフトンが2位で続き“トヨタ・タンドラ”は1-2フィニッシュを果たした。

 次戦第3戦は4月1日(土)に米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイで開催される。

ドライバー クリストファー・ベル:
「(最後の再スタートでは)上手く勢いに乗れるように、とにかく良いスタートを切ることだけに集中していた。このようなレースでは、空力的な影響が大きいため、再スタートが非常に難しい。勢いに乗れれば良いが、そうでないと一気に集団から引き離されてしまう」

「私自身もレース中盤にそのような状況になった。しかし、クルーチーフとピットクルーが素晴らしい仕事で対処してくれた。我々は週末を通して本当に速かった。夢のような“トヨタ・タンドラ”でレースを戦い、ヴィクトリーレーンに立つことができて本当に嬉しい」


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