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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.07.25 17:11
更新日: 2023.07.26 12:56

勝者ハムリンに大ブーイング。ラーソンとの遺恨接触バトルの末に通算50勝到達/NASCAR第21戦

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海外レース他 | 勝者ハムリンに大ブーイング。ラーソンとの遺恨接触バトルの末に通算50勝到達/NASCAR第21戦

「まず、僕のチームを本当に誇りに思うし、チームが勝利を目指してレースできる位置に付けてくれたんだ」と、開口一番にクルーを労うコメントを発したラーソン。

「レースの早い段階でスピンしてしまい、その後はマシンが以前とまったく同じ状態にはならなかったが、我々はそこに到達するために非常にうまく戦略を実行した。だからこそ……ただ残念だ」

「そう、僕らはともに友人だ。だからこそ事態は厄介になる。彼はいつも正しいし、デニーがつねに礼儀正しいことを僕ら友人たちは皆知っている。その友情をトラックの外で汚すつもりはないよ。でも僕は怒っているし、怒るべきだと思う。レーストラックで自分がしたことについて、彼に謝る必要があったことは一度もない」と、最後の“ヒット”は正当化したラーソン。

 一方、激しいブーイングのなかでヴィクトリーレーンに進んだハムリンも、その大観衆の盛大なブーイングに「大好きさ、大好きだよ」と応じながら、ボウマンとの疑惑にも触れつつ「ふたりとも自滅だった」と、故意の接触はなかったと主張した。

「48号車(ボウマン)を押してなどいないし、レーンは(5号車に対して)残していた。彼(ラーソン)は最初からコーナーを外れていて、明らかに右側のタイヤがクリーンではなかった」と状況を説明したハムリン。

「ふたたびアクセルを踏み込んだとき、そのポジションでは全開にしてフェンスに当てるか、またはリフトしてレースを続行するかという選択肢がある。それらは彼らが行った選択だ。どちらにも当らなかったし、彼らに触れてなどいないよ」

 併催されたNASCARエクスフィニティ・シリーズ第19戦『エクスプローラ・ザ・ポコノ・マウンテン225』は、レース序盤のピットロード速度違反ペナルティを生き延び、燃料戦略に賭けた末に延長戦でのサイド・バイ・サイドも制したオースティン・ヒル(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)が、長らく続いた未勝利の季節を抜け出す今季4勝目をマーク。

 同じくポコノで併催されたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズの第15戦『CRCブレークリーン150』は、最終ラップで逆転劇を演じたカイル・ブッシュ(カイル・ブッシュ・モータースポーツ/シボレー・シルバラードRST)が、今季5戦目にして2度目のトップチェッカーを達成。自身の率いるKBMも通算100勝の節目となった。

 また、服部茂章率いるハットリ・レーシング・エンタープライズ(HRE)は、シーズン2度目の出走となったクリストファー・ベルを招聘し、61号車『群馬トヨペット・トヨタ・タンドラ』も走らせると、カップ戦レギュラーは堂々たる走りで僅差の4位フィニッシュを記録。同じく2台体制で挑んだレギュラーの16号車タイラー・アンクラム(トヨタ・タンドラTRDプロ)も、ダメージを受けながらも12位で完走を果たしている。

開幕直後の連勝劇から勢いの止まっていたオースティン・ヒル(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)が、ようやくのエクスフィニティ・シリーズ今季4勝目を飾った
開幕直後の連勝劇から勢いの止まっていたオースティン・ヒル(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)が、ようやくのエクスフィニティ・シリーズ今季4勝目を飾った
HREから今季2度目の参戦となったクリストファー・ベル(トヨタ・タンドラTRDプロ)は優勝争いの末に4位チェッカー
HREから今季2度目の参戦となったクリストファー・ベル(トヨタ・タンドラTRDプロ)は優勝争いの末に4位チェッカー
最終ラップで逆転劇を演じたカイル・ブッシュ(カイル・ブッシュ・モータースポーツ/シボレー・シルバラードRST)が、今季5戦目にして2度目のトップチェッカーを達成。自身の率いるKBMも通算100勝の節目となった
最終ラップで逆転劇を演じたカイル・ブッシュ(カイル・ブッシュ・モータースポーツ/シボレー・シルバラードRST)が、今季5戦目にして2度目のトップチェッカーを達成。自身の率いるKBMも通算100勝の節目となった


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