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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.09.13 18:10
更新日: 2023.09.13 17:16

耐久カップ緒戦のサンダウンに向け、BRTやペンライト・グローブがワイルドカード・リバリーを披露/RSC

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海外レース他 | 耐久カップ緒戦のサンダウンに向け、BRTやペンライト・グローブがワイルドカード・リバリーを披露/RSC

 通算4回のシリーズチャンピオンと、サンダウンでの6回の優勝、そして“聖地”マウントパノラマ、バサーストでは4勝を記録する伝説のドライバーをトリビュートすべく、彼がドライブした1979年型『フェデレーション・ファルコンXCクーペ』を彷彿とさせるレッド・オレンジ・イエローのラインに、創業オリジナルのロゴが組み合わされた。

 前週の富士スピードウェイで開催されたWEC世界耐久選手権第6戦富士6時間レースに出場し、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ6号車の感触をして「ポルシェ963のデビュー以降で最善だった」と首位快走も披露した、ファクトリー契約ドライバーのケビン・エストーレは、ルーキーのマット・ペインとペアを組み26号車で初参戦を迎え、同じく19号車で戦うデビッド・レイノルズ/ガース・タンダー組と共通のスキームが与えられた。

 チーム代表のデビッド・カウチは「ペンライトがアラン・モファットおよびディメンシャ・オーストラリア(今大会の公式慈善パートナー)と協力し、このカラーリングに命を吹き込んだのは素晴らしい取り組みだ」と語った。

「これはオーストラリアでの認知症に対する意識を高めるとともに、サンダウン500の復活を記念する素晴らしい方法だね。我々は4名の耐久登録ドライバーがステアリングを握り、このクルマがトラックで走る姿を楽しみにしているよ」

 その第9戦『ペンライト・オイル・サンダウン500』を前に、シリーズはいくつかのレギュレーション改訂も実施し、車両の最低重量が1335kgから1340kgへと一律に引き上げられることに。これはレーシング装備のドライバーバラスト(95kgまで)を含む乾燥合計で、最小フロントアクスル重量の725kgは維持される。

 また2013年のカー・オブ・ザ・フューチャー(COTF)規定導入以降、耐久レースに関して重要なルールとなっていた強制的なピット(コンパルソリー・ピット・ストップ/CPS)が撤廃され、戦略的自由度がより高まることに。

 これは当時のメルセデスやニッサンが投入したDOHCと、ホールデン&フォードが積むOHVとの間に存在した燃料消費量の差を補うべく導入されたもので、当時のCOTF規定モデルはE85燃料を使用した111リットルの燃料タンクセルを搭載していた。ただ、現在のGen3でもフォード・マスタング・スーパーカーは5.4リッターのDOHC、同シボレー・カマロZL1スーパーカーは5.7リッターOHVと諸元が異なり、それぞれ133リットルのセルとE75燃料を採用する。

 それでも燃料セルが大きくなり、車両が軽くなり、ダウンフォースが少なくなったことで、チームは「より多くの戦略を立てることができるようになった」と、テクニカルワーキンググループ(TWG)の要請に応じたスーパーカー委員会によって、この規約変更が追加承認された。

 ただし、サンダウンとバサーストではドライバーの最低周回距離は引き続き54周となり、第10戦『レプコ・バサースト1000』では大会補足規定により55周目から120周目までのブレーキパッド交換が義務付けられている。

V8時代にはシリーズの殿堂入りも果たした名手アラン・モファットに敬意を表するスペシャルカラーを施した
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耐久レースに関して重要なルールとなっていた強制的なピット(コンパルソリー・ピット・ストップ/CPS)が撤廃され、戦略的自由度がより高まることに
耐久レースに関して重要なルールとなっていた強制的なピット(コンパルソリー・ピット・ストップ/CPS)が撤廃され、戦略的自由度がより高まることに


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