沸騰するテンションで進む2023年プレーオフ。そのファーストステージ“ロウンド・オブ・16”最終戦となったNASCARカップシリーズ第29戦『バス・プロ・ショップス・ナイトレース』は、ポストシーズン突入から3戦連続のポールポジションを獲得したクリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)や、2021年王者カイル・ラーソン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)らを退けたデニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)が、ブリストル・モーター・スピードウェイでの500周勝負を制圧。
これでトヨタ陣営のうちプレーオフ権を持つ全5台が“ラウンド・オブ・12”への進出を決める一方、2014年の初代“エリミネーション”覇者で今季限りの勇退を表明しているケビン・ハーヴィック(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)や、Next-Gen導入初年度にタイトルを獲得したディフェンディングチャンピオンのジョーイ・ロガーノ(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)らは、ここでタイトルへの挑戦権を失う結果となった。