元F1チームオーナー、ジャンカルロ・ミナルディは、シーズン後半、タイトル争いにおいてフェルナンド・アロンソを最も苦しめるライバルはキミ・ライコネンであると予想した。

 11戦終了時点でアロンソがドライバーズ選手権をリード、2位以下にはマーク・ウエーバー、セバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトン、キミ・ライコネンの順に並んでいる。アロンソとライコネンの差は現在48ポイントだ。

 ライコネンは今季まだ優勝こそしていないが、2位を3回、3位を2回獲得、マシンの好調さから考えても勝つのは時間の問題であるとみられている。

「今年のチャンピオンシップは近年の中で最も素晴らしいシーズンだ。(次戦)スパはそのシーズンの本当のターニングポイントになるだろう」とミナルディが述べたとCrash.netが伝えている。
「ここまでのところ、ドライバーにしてもマシンにしても、真のリーダーは現れてはいない。アロンソが40ポイントのリードを築いてはいるものの、今の時点ではまだ彼がタイトルを取るとは断言できない」
「タイトルを取れるドライバーは5人いる。その中で最も危険な存在はライコネンだ。運に恵まれずにいい結果を出すチャンスを何度か逃しているし、彼はもっと予選をうまくやる必要がある。それでも彼はアグレッシブであり、なおかつパフォーマンスが安定している」
「(どのチームにとっても)この夏休みをうまく過ごし、新パーツを開発することが重要だ。フェラーリはもっとラップタイムを向上させる必要がある。レッドブル・レーシングは(昨年と比べれば)幾分輝きを失ってはいるものの、マクラーレン、フェラーリ、ロータスと比べるとふたりのドライバーが安定して結果を出している」
「(だが)アロンソは非常に好調であり、フェラーリの信頼性の高さに支えられ、すべてのチャンスをうまく生かしている。そのためスクーデリアはマシン開発に100パーセント集中できる」

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