スズキ自動車の軽自動車用エンジンを搭載していることで注目を集める、ケータハムの最新ロードゴーイングカー“ケータハム・スーパーセブン160”の発表会が3月10日(月)に都内で行われた。この発表会には今季よりケータハム入りを果たし、今週末にF1の開幕を控える小林可夢偉が登場。スーパーセブン160の印象などを語った。

 ケータハム・スーパーセブン160は、イギリスの市販スポーツカーに、スズキ製の軽自動車用3気筒エンジン(660cc)を搭載したモデル。出力は従来モデルと比べて低いものの車重490kgと実に軽く仕上がっており、0-100km/hの加速は6.9秒、最高速は160km/hと、高いパフォーマンスを発揮する。燃費も20km/ℓとバツグンである。しかも伝統的なスポーツカーにも関わらずお求めやすい価格と、軽自動車登録ができるという点が話題となり、大きな注目を集める1台だ。

 可夢偉は来日前、シルバーストン・サーキットでスーパーセブン160を初体験。なんと数十周にわたって走り込んだという。「乗ってて笑顔になるクルマですね。今の時代はどのクルマも電子制御が多いですが、このクルマは全く正反対。電子制御はほとんどなくて、楽しめるクルマです。(中略)ぜひ女性と乗ってほしいクルマですね。こういうクルマを楽しんでくれる女性増えれば、クルマが格好いいという時代がまた来るんじゃないかなと思います」と、可夢偉はスーパーセブン160の印象について語った。また、「今別の面白いプロジェクトが進んでいて、もしかしたら僕も開発に絡むかもしれないです」とも語り、今後のケータハム内での役割拡大についても示唆した。

 なお、1月中旬にケータハム入りを発表したばかりの可夢偉だが、「ケータハムは僕のことを凄く信頼してくれてます。まだ働き始めて2ヵ月くらいなんですけど、細かく説明しなくても、僕の言いたいことを理解してくれてます。新しいチームに来たという感覚もなく、すごく良い感覚で働けていると思います」と語るように、すでにチームに溶け込み、来るべきシーズンを見据えている。

 なお、この日の発表会には鈴鹿サーキット等を運営するモビリティランドの曽田浩社長も出席。「今年の日本GPでは、ご来場いただくすべての皆様に、小林可夢偉選手の応援グッズをお配りする予定です」と語り、3月9日より発売されている日本GP観戦券についてPRした。

 可夢偉がPRしたケータハム・スーパーセブン160は4月1日より発売され、5月より順次デリバリーされるという。価格は365万円(税別)だ。

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