月刊少年マガジン(講談社)で連載中で、レーシングドライバーをはじめモータースポーツファンにも多くのファンをもつ、曽田正人さんが描く漫画『Capeta』が、あと2回連載が終了することが、現在発売中の月刊少年マガジン2月号で明らかになった。
『Capeta』は『め組の大吾』や『昴』でおなじみの漫画家、曽田さんが描くモータースポーツを舞台にした漫画で、2005年には第29回講談社漫画賞を受賞。主人公の平勝平太(カペタ)がカートからステップアップしていくストーリーだが、もともと「モータースポーツが大好き」という曽田さんだけに非常にリアルな描写がされ、モータースポーツファンはもちろん、レーシングドライバーや関係者にもファンが多い。2011年には、カペタのF3マシンを模したカラーリングが実際に全日本F3に参戦していた山内英輝車に施されたこともある。
そんな『Capeta』だが、1月5日発売の月刊少年マガジン2月号に掲載されているストーリーの最後に、「最終話まで残り2話」という告知がされた。現在ストーリーは、カペタが首位を追う盛り上がりのシーン。読者としてはこの後の結末が非常に気になる場面だ。
オートスポーツwebの取材に対し、曽田さんは「迷いはありましたが、はっきり編集部に『終わる』と告げたのは2カ月前くらいなんです」と教えてくれた。
「僕も素人ですがレースが大好きで、自分なりのレースへの思いを込めている作品です」と『Capeta』について語る曽田さん。
「正直、今は国内のモータースポーツには明るい話題がそれほど多くはないですよね。でも、それに対していい意味でも悪い意味でも『レースとはこういうものなんじゃないか』という、自分としてのメッセージを最終話にこめたつもりです」
「月刊少年マガジンの読者の方ももちろんですが、モータースポーツファンの方に向けて、また別の“メッセージ”が込められています。ぜひ楽しみにしてください」と曽田さん。ストーリーはいったいどんな最後を迎えるのか……!? 今から大いに期待したいところだ。