日本では12月5日(木)に発売が予定されているPS3向けゲームソフト『グランツーリスモ6』は24日、ブラジル・サンパウロで開幕したブラジルゲームショーの中で、アイルトン・セナ財団との長期的なパートナーシップを発表した。
“リアルドライビングシミュレーター”としてモータースポーツファンにはおなじみとも言えるグランツーリスモシリーズ。最新作となる『GT6』は、前作の『GT5』の全車種や全コースに加え、ヒストリックカーやロードカー、最新のレースカーなど新たなラインナップが加わり収録車種は1200台を超える。
今回の発表によると、『GT6』ではオンラインアップデートを通じてアイルトン・セナのコンテンツを提供。プレイヤーはセナの“レーシングキャリアのルーツを巡る旅”を体験することができるという。
アイルトン・セナ財団は、生前のアイルトン・セナの願いを姉のヴィヴィアーヌ氏が引き継ぐことで設立された非営利団体で、ひとりでも多くの子どもたちに「生きていくためのスキル」を学んでもらいことを目的に活動を展開。子どもたちの識字率を上げることを中心にプログラムを実施している。
グランツーリスモシリーズのプロデューサーを務める山内一典氏は、セナ、そして同財団への敬意を表し、グランツーリスモを通じてセナのスピリットとその伝説を再定義することになるだろうと語っている。
「アイルトン・セナは私にとっての永遠のヒーローで、そのアイルトンの遺志を受け継いだ、アイルトン・セナ財団をパートナーとして一緒に仕事ができることを誇りに思います。もし、アイルトン・セナがいなかったら、おそらく『グランツーリスモ』というビデオゲームもまたこの世には誕生していなかったでしょう」と山内氏。
「アイルトンが生前に残した願い『子供たちを助けたい』を具体化させたアイルトン・セナ財団と出会い、アイルトンの姉のヴィヴィアーヌさんや姪のビアンカさん、そして財団のみなさんの子供たちの教育への献身的な活動、その高い理念を理解するにつれ、私は『アイルトンはまだ生きているのだ』という思いを強くしました」
「このアイルトン・セナを巡るプロジェクトは『グランツーリスモ』を通じて、アイルトンのスピリットと彼の伝説を再定義することになるでしょう」
「私が財団のみなさんを通じて受け止めたアイルトン・セナのバイブレーションを、『グランツーリスモ6』を通じて、プレーヤーのみなさんにも伝えることができたら、私にとって、それほど幸せなことはないでしょう」
また、同財団を設立したヴィヴィアーヌ氏も以下のようなコメントを発表した。
「私たちにとって『グランツーリスモ6』の重要なハイライトとしてアイルトンが登場するのはとても特別なことです」
「彼はスポーツだけに留まらない、ブラジルが勝ち取ってきた多くのものを体現する人物です。彼が示すのはブラジルの精神であり、難関に耐える辛抱強さであり、多大な努力を通じて得てきた勝利です。クリエイティブな知性、勇気、友人や他人との団結力でもあります」
「これらの価値観は私たちがブラジル人として培ってきたものであり、彼はチャンピオンとしてそれらを体現しながら、さらに精密な技術を加わえていました」
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