ニュージーランドから1カ月以上の夏休みを経て、2012年WRC後半戦がフィンランドで始まった。ラリーの中心となるのは今年もユバスキラだ。競技は2日木曜日の午後にスタート、4日土曜日の21時にはポディウムでウイナーが表彰される。SSの総走行距離は303・52kmと、スプリントラリーと呼ぶにふさわしいアイテナリーだ。

 今回最大の話題は、伝説のステージ「オウニンポウヤ」の復活だ。アベレージスピードが130km/hを越えるなどあまりにも高速で危険という理由からしばらくルートから外されていたが、今回は計2本走行するうちの2本目は最終SS、パワーステージとなる。ラリーのクライマックスを飾るにふさわしい、最高の舞台装置が用意された。

 エントリーリストに並んだWRカーは全部で18台。そのうちヘニング・ソルベルグが出場を取りやめたが、レギュラー勢以外で注目の選手は、クリス・アトキンソン。今回はロンドン五輪出場のナッサー・アル‐アティヤの代役として、カタールWRTからのエントリーとなる。そのアル‐アティヤはスキート射撃のカタール代表として見事銅メダルを獲得した。初のメダル獲得にWRC関係者はみな歓喜した。

 連続ジャンプで有名なルーヒマキのステージで行なわれた練習走行は途中強い雨、さらには大量のヒョウで一時中断された。再開後の予選トップはセバスチャン・ローブ。2番手は0.555秒差でヤリ‐マティ・ラトバラ。以下、3位ミッコ・ヒルボネン、4位ペター・ソルベルグとワークスの4名が並んだ。

 出走順は、迷った末にローブが17台中10番手スタートを選択。ラトバラが11番手、ヒルボネンが12番手、ソルベルグが13番手と続いた。ローブは「安全策だ。晴れなら後方スタートが有利になるが、雨なら早い方が有利になる。失敗を避ける意味で中団を選んだ」と、その理由を述べた。

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