2011年F1ヨーロッパGPの金曜プラクティスで、トロロッソのセバスチャン・ブエミは2回目15位、ハイミ・アルグエルスアリは1回目10位/2回目24位、ダニエル・リカルドは1回目12位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
セバスチャン・ブエミ フリー走行1=‐/2=15位
予定どおり午後のみの走行だったが、それでもこの週末に何を期待でき、またクルマのどの箇所をもっと改善していく必要があるのかは大体把握できている。僕のクルマは、午前中はダニエルが走らせたが、1日中トラブルフリーで、それはポジティブなことだ。気温はここ数戦に比べて高いので、そのことは考慮に入れておく必要がある。新しいミディアムコンパウンドのタイヤはよく機能しているようだけど、このタイヤについてすべて分かったというのはまだ早いね。このトラックでのカギは、低速セクションでいい走りができるクルマを作り上げること。つまり、ブレーキングの安定性が非常に重要だということだ。予選と決勝までに、クルマをさらに改善できるだろう。全体的には良い仕事ができたし、残りの週末に向けてベースを築くことができた。
ハイミ・アルグエルスアリ フリー走行1=10位/2=24位(ノータイム)
午前中しか走行できなかった。クルマにトラブルが発生し、2回目のセッション終了までに正確に分析し修復することができなかった。でも、午前中、新しいミディアムコンパウンドタイヤを履いて走行し、これについて多くのデータを集めるとともに、新しく持ち込んできたアップデートを含めたクルマのパッケージについてもデータを集めることができたので、興味深いセッションだった。全体的にみてクルマの感触は良くなっていると言える。明日の最後のフリープラクティスまでにはクルマの問題を解決できるとを確信している。
ダニエル・リカルド フリー走行1=12位/2=‐
このトラックのすべてのコーナーを覚えるのはちょっと難しい。何せ非常に多くのコーナーがあって、とても複雑なコースなんだ。幸い、シミュレーターではいいタイムをマークできていて、これは役立った。このサーキットの特性は、たくさんのコーナーがひとつの方向に向いているように見えて、実際には別の方を向いているということみたいだ。セッションを楽しめたし、特にファーストセクターがとても気に入った。市街地コースらしい感覚を味わえる反面、終盤にはスピードが上がっていくんだ。クルマは良く動いていたし、改善もされた。チームは、このレースでパフォーマンスを向上させるためのアップグレードを持ち込むため、ハードワークをしてくれ、今のところこれによって正しい方向に物事が進んでいるようだ。ポテンシャルを感じられたし、FP1ではラップタイムや順位はそれほど大きな意味を持たないだろうが、ハイミが10番手、僕も12番手につけられたことはポジティブなパフォーマンスだと言える。プライムタイヤでしか走行していないけれど、良く機能しているというのが第一印象だ。
