エイドリアン・スーティルに対する訴訟手続きが開始されたことが明らかになったが、スーティルはフォース・インディアのレースシートを失う可能性を否定した。
ルノーチームのオーナー、ジニー・キャピタルの役員エリック・ルクスが、中国のナイトクラブでスーティルからけがを負わされたとして告訴の手続きを正式に開始したことが、23日、明らかになった。
ヨーロッパGPを前にしたメディアインタビューにおいて、この件を聞かれたスーティルは「なぜ僕がシートを失わなければならないのか。あれはプライベートの出来事であり、これは仕事だ」と答えた。
先月、フォース・インディアのオーナー、ビジャイ・マルヤは、スーティルへの訴訟手続きが正式に開始された場合、彼との契約見直しを検討すると示唆していた。それに関してスーティルは次のようにコメントした。
「真実が何かによる。僕らは真実を知りたい。じきに知ることになると思う」
スーティルは、このメディアインタビューの時まで、訴訟の件について知らなかった。
「ここ数カ月この話が取りざたされている。僕に言えるのは、自分の仕事に集中しなければならないということだけだ。彼がそうするなら僕らは法廷に行くだけだ」
「かなり時間がたっているので、少し変な感じがするけれど、状況を見ていこう」
「まずは何が起こっているのか知る必要がある。マネージャーがじきに到着するから、彼が来るまで待たなければならない。彼と話せば、その後のことが見えてくるだろう」
「この話は今朝出てきたもので、正直言って、報道を読んだのはほんの数分前だった。だから君たちの方が僕より先に知っていたということだ。僕はあまり状況が分かっていないんだ」
