シーズン途中でトロロッソから解雇されたセバスチャン・ブルデーの後任候補のひとりとみられていたブルーノ・セナが、シーズンの今の時点からF1にデビューするのは遅すぎるとし、十分な準備を整えて来年F1にデビューすることを目指すと述べた。
ブルデーがチームを去った後、トロロッソはハイミ・アルグエルスアリを起用、シーズン前からトロロッソ入りのウワサがあったセナがハンガリーGPでF1デビューを果たす可能性はなくなった。しかしセナは、準備を整えずにデビューするよりも来年を待った方がいいと述べている。
「2009年にF1デビューするにしても今からでは少し遅すぎる」とセナはGPウイークに対してコメントしている。
「テストもせずに乗るのは、プラスよりマイナスの方が大きいだろう。来年まで待ってきちんと事を進める方がいいよ」
2010年は新規チームが3チーム加わり、セナはそのひとつであるカンポス・グランプリのドライバー候補となっていると見られており、F1デビューのチャンスは十分ある。セナは今さまざまなチームと交渉しているところだと認めている。
「昨年からの関係もあって、たくさんのチームと話をしている。かなり有望なコンタクトをいくつか受けているし、新規チームからもいいコンタクトをもらっているよ」
「今はいろいろと動いているだけだ。F1の政治的状況がかなり混乱しているから、それが解決するのを待っている。正しい時期に正しい場所に行くのが肝心なんだ。僕らは最良のチャンスをつかもうとしている。今回は正しい機会をつかもうと集中しているんだ」
「今年は体力面を向上させるためのトレーニングに集中する年だと考えている。F1で通用する体力をすでに備えているけれど、それをさらに向上させても悪いことなんかないからね!」
