元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリがフォーミュラEのドライバーズクラブに新たに加わり、本格的なレース復帰に向けて動き出した。

 イタリア人ドライバーのトゥルーリは、2012年の開幕直前にケータハムのシートを失って以来、レースの世界から遠ざかっているが、今回フォーミュラEのドライバーズクラブに同じ元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドやジェローム・ダンブロジオ、昨年のGP2でランキング2位につけたサム・バードとともに加入したことが明らかになった。

 F1伝統の公道レース、モナコGPを2004年に制しているトゥルーリは、全戦公道レースとして開催されるフォーミュラEのドライバーズクラブにおいて初めてのグランプリウイナーとなる。

「このシリーズは特に大きな可能性を秘めている。未来のモータースポーツにおいて電気自動車の技術的進歩を目にすることに興奮している」と39歳のトゥルーリは語っている。

 1997年にミナルディからF1にデビューしたトゥルーリは、その後プロスト、ジョーダン、ルノー、トヨタ、ロータス/ケータハムを渡り歩き、歴代4位となる252戦に出走した。

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