英AUTOSPORT.comは、先週イタリアのトスカーナでトヨタ・モータースポーツGmbHがトヨタ・ヤリス(日本名ヴィッツ)のワールドラリーカーの本格的なテストを行った際の画像を入手、公開した。

 1990年代にWRC世界ラリー選手権で多くのタイトルを獲得してきたトヨタ。その後ル・マンやF1に活動の場を移してきたが、ここ数年、WRCへの復帰が噂されており、今季のモンテカルロラリーではJ SPORTSのラリー中継に豊田章男社長が出演。「望む声が多ければ」という発言は、世界中に報じられた。

 そんな中、過去にトヨタF1活動を担ってきたドイツのTMGでは、すでにWRCの最上位規定車両であるWRカーを製作していると言われており、先週、英AUTOSPORT.comはトスカーナでステファン・サラザンとセバスチャン・リンドホルムがステアリングを握り、テストを開始したと報じていた。

 今回公開されたグラベル仕様のトヨタ・ヤリスWRカーは、ワールドラリーカーらしいボンネット左右のエアアウトレットやオーバーフェンダー、リヤウイング等が目につく。

 トヨタはWRCへの復帰を公式に発表はしておらず、モータースポーツ活動の一端を担うTMGも来季の競技参戦への可能性はないとしている。これはヤリスが2016年のWRCで走る可能性を残していると捉えることもできるが、より現実的なのは、2017年の新規定にマシンを合わせてくるというシナリオだろう。

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