10月14日、ドイツのタブロイド紙『Bild』朝刊の一面にニコ・ロズベルグとビビアン夫人、そして長女アライアちゃんと家族3人の初お披露目写真が掲載された。
アライアちゃんは8月31日にモナコのプリンセス・グレース病院で誕生。身長50cm、体重3175gの元気な赤ちゃんだった。アライアはバスク地方のスペイン語で「うららか、ほがらかな子」といった意味があるそうだ。
『Bild』紙の記事で、ロズベルグは「家族が増えて、こんなに幸せなことはないね。彼女が産まれてからはサーキットへ向かう気持ちも、さらにワクワクと浮き立つようになったよ」とパパになった喜びを語っている。8月23日に決勝が行われたベルギーGPではレースウイーク中に生まれる可能性があったため、ロズベルグはレース後ただちに夫人の待つモナコへ向かえるように移動手段の準備を整えていた。運良くベルギーGPとイタリアGPの間に誕生となり、出産にも立ち会うことができた。
ちなみに現在、夜泣きにはビビアン夫人が対応していて「つくづく僕の無力さを痛感する」と言うロズベルグ。夫人はレーシングドライバーにとって睡眠やコンディションの調整が大事だということを十分に理解しているので、夜間の育児への協力は強制していない。その代わり、ロズベルグは日中は率先しておむつを換えたり、できる限りのことをやっていると主張する。
「レース中はアライアちゃんを思って戦っているのか?」という記者の質問に対しては「それはあんまりないね」と答えたロズベルグ。そのときばかりはパパの顔を忘れて、レースに集中しているようだ。ロシアGPでは惜しくもリタイアとなり、ランキング3位に転落してしまったロズベルグ。今シーズン残すところ、あと4戦、生まれたばかりの長女のためにも挽回できるだろうか。
