2011年のモータースポーツシーズンも多くのシリーズが最終戦を迎えたが、今季ニッサン/ニスモが参戦・サポートした多くのシリーズでチャンピオンを獲得。これまでにないほどの栄冠を1年間で達成することとなった。

 ヨーロッパでは、FIA GT1世界選手権でJRモータースポーツとスモーパワーが走らせた4台のニッサンGT-Rのうち、JRモータースポーツのミハエル・クルム/ルーカス・ルーア組23号車がドライバーズチャンピオンを獲得。惜しくもチームタイトル獲得はならなかったが、ニッサン初のFIA世界選手権タイトル獲得を成し遂げることとなった。

 一方、ニッサン/ニスモがスーパーGTで使用していたVK45DEエンジンを改良し、スポーツカーLMP2クラス用に供給を開始したが、初年度から華々しい活躍をみせた。VK45DEエンジン最初のカスタマーであるグリーブス・モータースポーツがル・マン24時間でクラス優勝を飾ったほか、ヨーロッパのル・マン・シリーズでもチャンピオンを獲得した。

 さらに、VK45DEエンジンをオレカ03と組み合わせたマシンで参戦、欧州日産がサポートしたシグナテック・ニッサンは、インターコンチネンタル・ル・マン・カップのLMP2クラスでチャンピオンを獲得。来季スタートするWEC世界耐久選手権のLMP2でも有力な存在となりそうだ。

 ヨーロッパではさらに、少数のエントリー台数のシリーズながら、ブランパン耐久シリーズのGT4クラスでジョーダン・トレッソン/クリストファー・ウォード/アレックス・バンコム組ニッサン370ZがGT4カップを獲得している。

 日本でも、スーパーGT500クラスでニッサンGT-Rが8戦中5勝。柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組S Road MOLA GT-Rがチャンピオンを獲得。さらに、全日本F3選手権NクラスではNDDP RACINGから参戦した千代勝正がチャンピオンとなった。

 また、ニッサンの直接の参戦という訳ではないが、F1ではニッサンブランドのひとつであるインフィニティがサポートしたレッドブル・レーシングとセバスチャン・ベッテルがチャンピオンを決めた。

 1年間でこれほど多くのチャンピオンを獲得するのは長いニッサン/ニスモのモータースポーツ活動の中でもあまり例がないだろう。来季はどんな活躍をみせてくれるのか楽しみなところだ。

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