ルイス・ハミルトンとマクラーレンの契約では、ハミルトンが望めば来季の契約を解除して他チームに移籍することが可能であると報じられた。
マクラーレンの今季マシンに不満を持っているハミルトンは、カナダGPの土曜にレッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーを訪ねた。このことから、ハミルトンは圧倒的に速いマシンを持つレッドブルへの移籍を望んでいるのではないかと推測されている。
ハミルトンはマクラーレンと1年1,500万ポンドの契約を来季末まで結んでいるが、その契約には契約解除条項があり、今季の12月以降にそれを使い、彼が来年他チームに移籍することが可能であると、guardian.co.ukが伝えた。
ハミルトンに近いある人物は、4日夜に次のようにコメントしている。
「マクラーレンとルイスのエージェントは、彼の2012年より後のことについての話し合いを今後2カ月以内にスタートする」
8月末までの間にイギリス、ドイツ、ハンガリー、ベルギーの4戦があるが、その中でマクラーレンは、ハミルトンおよび彼のエージェントであるXIXエンタテインメントに対してアピールしなければならないといわれている。
しかしマクラーレンはハミルトンを残留させられると自信を持っている。
「ルイスはこの10日間、私とここに座り、彼の情熱、興奮、今後もチームのメンバーでいたいという希望について話してくれた」とチームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュ。
「私は彼を11歳のころから知っている。彼が私の目を見ながら、心にもないことを言うとは思わない」
幼いころからマクラーレンとのつながりを持ってきたハミルトンだが、もっと勝ちたいという強い気持ちを抱いていることを隠していない。ハミルトンは2008年にタイトルを獲得したが、その後はチャンスに恵まれていない。今年もレッドブルがすでに独走状態で、ハミルトンは現在ランキング4位にとどまっている。
「これで3年連続、僕らはタイトルを獲る力があるベストのマシンを用意できなかった」とハミルトン。
「今はレッドブルの独走状態で、(このままでは)ベッテルがタイトルを2回も3回も獲ってしまうかもしれない」
ハミルトンがレッドブルに加入するには、マーク・ウエーバーがチームを出なければならない。ウエーバーは今季末で契約が切れるため、彼の去就に注目が集まっている。
契約交渉の状況について聞かれたウエーバーは、「今のところ特にニュースはない」と答えた。
「レースを続けるかどうかを決めるのはもちろん僕自身だ。レッドブルは素晴らしいチームだし、心から僕に残ってほしがっている。その点は明らかだ。話はしているが、両サイドともに、特に急ぐ理由はない」
ウエーバーはハミルトンのうわさについては「これがF1だ。来週になれば誰か他の人間の名前が挙がるだろう」と冷静に答えた。
