ルイス・ハミルトンはメルセデスの非常勤会長であるニキ・ラウダが、F1キャリアの初期から自身のファンではなかったと信じているようだ。

 ラウダは、ハミルトンがマクラーレンからメルセデスへ移籍する際に影響力をもったとされており、これが結果的には2014年と2015年の2年連続ダブルタイトルにつながることになった。

「僕が知る限りは、最初ニキは僕の大ファンではなかった」とハミルトン。
「必ずしも僕に対して賞賛的ではなかったんだ」

「彼は僕のことを知らなかったし、実際に会って話をすることもなかった。それが、2012年の中ごろから会話をするようになり、そこから僕らの関係がスタートした」
「彼がレースをしていた時のやり方や苦労したことなどをたくさん話してくれたよ」

「僕らは同じものが好きで、いろいろな面で似ている。そこから僕らの関係性が始まった。それから彼は僕の中で強力なサポーターのひとりになってくれたんだ。すごく感謝しているよ」

 シーズンの終わりにラウダとメルセデス・モータースポーツのボスであるトト・ウォルフに関する憶測が出始め、ラウダがチームを離れるのではないかという噂があった。

 ハミルトンは「ニキは決してチームの一員でいたいわけではないということを考えなければならない」と付け加えた。
「僕がチームに入ってから、ニキはすべてのグループにおいて力があった。それはトトに対してもそうだった」

「ニキには少しでも長く残っていてほしいと思う。彼がビジネスとして長い間やってきたことを尊敬している」

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