2015年のチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンは、チームメイトのニコ・ロズベルグとは友人ではなく、ライバルとして関わっていたいと語った。

 彼らはカート時代から同じフィールドで切磋琢磨し続けてきたライバルで、近年は同じメルセデス・チームで王座をめぐり、コース上で火花を散らしている。

 ふたりの関係性について、ハミルトンはF1で走っている間は彼と再び仲良くなることはないだろうと断言。友達に戻るのは、引退したあとだと語った。

「僕たちは子供のころ、とても仲が良かった。でも、いまは違う。メディアは僕たちの関係を取りざたしようとするけど、ニコには彼の友達がいるし、僕も同じ。だから一緒にディナーへ行くこともないし、パーティをしたり、一緒に行動したいとは思わない」

「僕たちは純粋なライバルだ。彼は僕を倒そうとしているし、僕も彼を倒そうと常に全力を尽くしている。もし、いつか僕たちが引退したあとに、現役時代に起きたことを笑いながら語り合える仲に戻れればいいなと思う」

 しかし、F1にはコンストラクターズタイトルが存在する。同じチームに所属するふたりは、この目標を達成するためには協力して戦わなければならない。ハミルトンは、その点は十分に認識しているという。

「F1の場合、コンストラクターズチャンピオンを獲得するために力を合わせて戦わなければならないチームメイトが必ず存在する。だからニコが勝っているときは僕も全力でバックアップしなければいけない、その逆も同じだ。僕たちはチームのために戦わなければいけないときがある。それはチームのモチベーションにもつながり、メルセデスの一員としてのゴールでもある」

「僕とニコは13歳のときから一緒にレースをしてきた。いま思えば、ふたりで素晴らしい経験をしてくることができたと思う。だけど僕たちがF1で走り続けている限り、究極のライバルであることに変わりはない」

 今季メルセデスのふたりが、チャンピオンをかけて争う権利を手にしていたのは間違いない。タイトル争いでは2年連続でハミルトンに軍配が上がったが、終盤ではロズベルグが3連続ポール・トゥ・ウィンと巻き返し、ハミルトンも心中穏やかではないだろう。来季ハミルトンとロズベルグの関係に、どんな変化があるか楽しみだ。

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