ジェンソン・バトンは、ルイス・ハミルトンは近いうちに真の速さを見せつけ、皆を驚かせるだろうと語った。
今年マクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンは、バーレーンから3戦にわたってチームメイトのニコ・ロズベルグにポールポジションを奪われた。その後のカナダでハミルトンは予選決勝ともにロズベルグを上回る結果を出したものの、本人はまだ自分のパフォーマンスに満足していない。
ドイツのAuto Motor Und Sport誌の報道としてBBCが伝えたところによると、マクラーレン時代のチームメイトであるバトンは、近いうちにハミルトンは誰もが驚くほどの速さを発揮するだろうと述べたということだ。
「ルイスも他のドライバーたちと同じだ。自分に合ったマシンバランスを得られなければ強さを発揮するのは難しい」とバトン。
「もちろんニコは速い。でもルイスは速さを失ってはいない。彼はいずれ調子を取り戻し、周囲の全員をあっと言わせるだろう」
「公平に物事を見れば、彼は少なくともニコより大量にポイントを稼いでいる。ルイスは信じられないほど速いドライバーだ」
第7戦終了時点で、ハミルトンは77ポイントでランキング4位、ロズベルグは57ポイントでランキング6位に位置している。
カナダGPの前、ハミルトンはメルセデスのマシンのブレーキング時のハンドリングに苦労していると認めた。
「今までの人生の中で、これほどブレーキに苦労したことはない」とハミルトン。
「5歳の時に初めてクルマを走らせた時まで遡ってもだ」
「ブレーキングに自信が持てないという問題に直面したのは初めてだ」
カナダで3位表彰台を獲得した後も、ハミルトンはブレーキの問題は解決していないと述べている。
「まだ何も解決していない。大きな問題に直面したバルセロナからずいぶん時間がたったけれど」
「技術面でいくつか対策し、それが助けになってはいるが、もっと改善する必要がある」