マクラーレンのジェンソン・バトンは、12位に終わった韓国GPを振り返り、自分は本当に遅かったと嘆き、試しに導入した新パーツのせいかもしれないと語った。
バトンは7番グリッドから12位フィニッシュにとどまり、ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソと42ポイント差となり、タイトル防衛は非常に厳しくなった。バトンはレース中全くペースが上がらず、ベストタイムはチームメイトのルイス・ハミルトンと比べて2秒近くも遅く、全体の11位だった。
「全くグリップがなかった。僕は本当に遅かった」とバトンはBBCに語ったと、英autosport.comが伝えている。
「本当に僕がコース上で一番遅かった。フロントのロックに苦労し、ロックさせずに走ることができなかった。ブレーキを踏むとロックしてしまうんだ。コーナーに向けてブレーキングするたびにまっすぐ行ってしまった。マシンを止められなかったからだ。ブレーキバイアスをリヤ寄りへ、リヤ寄りへと調整していたのにだ」
「(僕とハミルトンの)マシンは異なっていた。僕がそれを選んだんだ。ここで僕に有利になると思った新パーツを使った。シミュレーターでは役に立っていた。だが今思えば、僕が抱えた問題の一部は、ここで使ったパーツが原因だったのかもしれない」
「テストのチャンスが限られているため、僕らはリスクを冒さなければならない。チャンスにかけたのは正しいことだったと思うけれど、このトリッキーなコンディションではうまく機能しなかった」