2011年までF1で活躍、322回の出走回数を誇るルーベンス・バリチェロが1日、IZODインディカー・シリーズに参戦するKVレーシング・テクノロジーと正式に契約し、今季のインディカー・シリーズにフル参戦することになった。
昨年までウイリアムズからF1に参戦していた39歳のバリチェロは、1993年のデビューからグランプリに322戦出走した大ベテラン。しかし今オフ、ウイリアムズを離れることになることが決まった後、インディカーのテストに佐藤琢磨が離脱したKVレーシングから参加。契約間近と伝えられていた。
そんな中、KVレーシング・テクノロジーは1日、バリチェロと正式契約を結び、BMC/エンブレイスがスポンサードするゼッケン8番のダラーラ・シボレーで、2012年のインディカー・シリーズにフル参戦すると明らかにした。
「とても興奮しているよ。何もかも自分にとっては新しい挑戦だからね」とバリチェロは語る。「すべての関係した人々に感謝している。特に、新しくチームメイトになるトニー・カナーンにね」
「今年はルーキーとして、今までの経験とともに、良い方向にいくよう努力するつもりだ。KVレーシングはトニーとともに、昨年大きな進歩を遂げた。今年、僕の経験で、チームをさらに進歩させたいんだ。今は嬉しくて笑顔が出ちゃうんだよ」
KVレーシング・テクノロジーではさらに、バリチェロのチームメイトとしてすでに契約しているEJビソ、そして今回カナーンとも正式に契約を結ぶことに。カナーンはバリチェロと同郷のブラジル人ドライバーで、バリチェロとは長年の親友だ。
「KVレーシングと2年間の契約を結べただけじゃなく、ルーベンス・バリチェロが僕のチームメイトになるのが本当に嬉しいんだ」とカナーン。
「僕らはいつか、一緒にチームメイトとしてレースを戦うことを夢見てきたけど、本当にそんなことになるなんて思ってもみなかったよ!」
