バルセロナでのシーズン前最後のF1合同テストが最終日を迎えた。4チームが参加したこの日は大雨に見舞われ、各車があまり走行できない中、メルセデスGPのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークしている。
12日は激しい雨が降り続き、ウエットタイヤでも走行が危険なほどの状態が続いた。午前中はほとんど走行が行われず、マクラーレンのルイス・ハミルトンのみが昼前にタイムを記録した。
午後のセッション終了前になってコンディションは少し改善され、ハミルトン、ウイリアムズのパストール・マルドナド、ロズベルグが走行を行った。その中でロズベルグは1分43秒814でこの日のトップとなった。2番手にはマルドナド、3番手にハミルトンが続いた。
午前中にテストを担当したメルセデスGPのミハエル・シューマッハーはフライングラップを行うことなくロズベルグにマシンを引き継いだ。
フェラーリのフェルナンド・アロンソは5回のインスタレーションラップを行ったのみで、チームは午後のセッション途中でテストを終了した。
当初はこの日新車F111をコースデビューさせる予定だったHRTは、前夜の段階で、ダンパーが届かないということで走行を取りやめた。HRTは今年も開幕戦で新車を初めて走らせることになった。