FIAは、今週末に開催されるヨーロッパGPでも、カナダ同様、DRSゾーン2カ所とディテクションポイント1カ所を設けることを決めた。

 バレンシアでは、DRSアクティベーションゾーンは、ターン10の後285m、ターン14後35mの2カ所、前車との差が1秒以内かどうかを判断するディテクションエリアはターン8の前130mにそれぞれ設けられる。
 後ろのドライバーは、最初のアクティベーションゾーンでオーバーテイクするためにDRSを使うことも、ふたつめのアクティベーションゾーンに向けて差を縮めるために使うこともできる。

 カナダでは2カ所のアクティベーションゾーンが設けられたことに批判の声もあったが、その際、ルノーのニック・ハイドフェルドはFIAの取り組みを支持していた。
「DRSゾーンが2カ所というのはやりすぎだという意見もあるだろう。でも1度試してみるというのはいい考えだ。やってみれば分かるだろう」
「そして再度やるかもしれないし、やらないかもしれない。僕はひとつで十分だったのではないかと思うけれど、やってみてもいいと思う」

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