2011年F1第8戦ヨーロッパGPのフリー走行1回目は、レッドブルのマーク・ウエーバーがトップタイムをマーク。ザウバーの小林可夢偉は17番手につけた。

 F1は北米から再びヨーロッパに移り、舞台はスペインふたつ目の開催地バレンシアへ。初日2回のフリー走行が行われる金曜日の天候は曇り、朝の気温25度、路面温度は28度を記録した。

 この日午前10時(現地時間)から行われた1回目のフリー走行では、ロータスがヤルノ・トゥルーリに代えてカルン・チャンドックを起用。フォース・インディアはポール・ディ・レスタに代わりニコ・ヒュルケンベルグ、トロロッソはダニエル・リカルドがセバスチャン・ブエミに代わって出場することになった。

 タイヤサプライヤーのピレリは、ストリートコースのバレンシアに今季初めてとなる新型ミディアムを投入。オプションには当初のスーパーソフトに代えてソフトタイヤが選ばれている。

 セッションは、開始20分過ぎにヒュルケンベルグがバックストレート先12コーナーのブレーキングで挙動を乱し、ウォールに接触。マシンの左サイドにダメージを負ったヒュルケンベルグは早くもマシンを降りてしまう。そのなか、前半の45分はフェラーリのフェルナンド・アロンソが1分41秒台でトップに立ち、もう一台のフェラーリを駆るフェリペ・マッサ、メルセデスのミハエル・シューマッハーらが上位タイムを並べた。

 しかし、折り返しの45分を過ぎると連続周回を行うレッドブルのウエーバーが1分40秒台に突入。ウエーバーはラップ毎に自己ベストを更新していき、1分40秒403までタイムを縮める。一方、このタイミングでようやくコースインを果たしたセバスチャン・ベッテルはトップ10圏外で周回を重ねるスロースタート。ザウバーの可夢偉もベッテルと同じタイミングで走行を開始し、こちらも15番手前後でセッションを進めていった。

 その後、タイムシートの上位は大きな変動もなく推移。残り20分を切ってルノーのビタリー・ペトロフが2番手タイムをマークし、上位はウエーバー、ペトロフ、アロンソの順で終盤へと移るが、最後の走行でもポジションの変動は見られず。チェッカー直前にヴァージンのティモ・グロックが5コーナーの立ち上がりでスピンしたため、セッションはウエーバーがトップのまま終わりを迎えた。

 マクラーレンはルイス・ハミルトンが4番手、カナダウイナーのジェンソン・バトンは7番手。ベッテルは結局16番手で最初のセッションを終了した。なお、ロータスのチャンドックはギヤトラブルに見舞われ、タイムを記録することができなかった。

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