ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、2013年のF1タイヤをチャンピオン、レッドブルから批判されたことによってピレリは厳しい立場に立たされることになったと語った。

 今年のF1タイヤはデグラデーションが高く、バーストなどのトラブルも多発したため、チームやドライバーから大きな批判を受けた。レッドブルはシーズン序盤、タイヤが柔らかすぎるとして強く批判、タイヤを変更すべきだと主張していた。

 ピレリはイギリスGPで頻発したバースト問題への対応として、ハンガリーから2012年のコンストラクションと2013年のコンパウンドを組み合わせた新たなタイヤを導入した。

 セバスチャン・ベッテルはハンガリー後の9戦すべてで優勝、レッドブルはドライバーズおよびコンストラクターズ両選手権において大差でタイトルを獲得した。

 ヘンベリーは、レッドブルの批判によってピレリは難しい立場に立たされることになったと考えている。

「誰もが同じチャレンジに直面していた。それが真実であるだけに非常に残念だ」とヘンベリー。
「しかし我々が何が許され何が許されないのかに関してチーム間で争いになり、我々はチーム間の戦いに巻き込まれた」

「彼ら(レッドブル)は選手権を支配し圧倒的強さでタイトルを獲得した。それによって、なされるべきではない多くの発言や議論がなされることになった。非常に残念なことだ」

「我々はパートナーであり競技者だ。全チーム、あるいはスポーツ自体から変更するように言われれば、我々は変更する。しかしメディアのプレッシャーにさらされたのは非常に残念だった」

 デグラデーションの高いタイヤに大きな批判が集まったが、ピレリはF1側から求められた性格を持つタイヤを供給したにすぎないことを人々は忘れてはならないとの主張を、ヘンベリーは繰り返した。

「我々が行っていることの理由が忘れられていると、時々感じた」とヘンベリー。
「それは少し不本意なことだ」

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