イタリアGPでポール・トゥ・ウインを飾ったフェラーリは、タイトル争いを最後まで諦めず、F10の開発を継続、シンガポールGPに向けてマシンをモディファイしたことを明らかにした。
フェラーリのホームグランプリで勝利を獲得したことにより、フェルナンド・アロンソはポイントリーダーのマーク・ウエーバーと21点差のランキング3位に浮上した。チームはシンガポールのプレビューリリースにおいて次のようにコメントしている。
「両選手権ともまだ全く予想がつかない状況であり、スクーデリア・フェラーリはF10の開発を放棄していない。第15戦に向けてマシンは空力面を中心にモディファイされ、フロントウイングとフロアがアップデートされる」
チームプリンシパルのステファノ・ドメニカリは、今年のタイトル争いは最終戦までもつれると予想し、最後までそこにとどまりたいとイタリアのメディアに述べたとPlanetF1.comは伝えている。
「次戦は重要ではあるが、選手権を決定づけるレースにはならない」とドメニカリ。
「今年の選手権は最後の最後まで結果が見えないだろう」
「今年のように大勢のドライバーがタイトルを争う状況は近年なかったことだ。重要なのは戦いにとどまり、ポイントを失わないこと。そうやっていければ、我々が最後に笑うことができるかもしれない」