5月に行われたスーパーGT第2戦富士で、決勝レース中に激しくクラッシュ、入院した後ドイツに帰国していたティム・ベルグマイスターが、8日開幕したスーパーGT第6戦富士に元気な姿をみせてくれた。

 ティム・ベルグマイスターは、弟のヨルグ・ベルグマイスター、土屋武士とともにART TASTE PORSCHEを駆りスーパーGT第2戦富士に臨んでいたが、首位を争う走りをみせていた決勝レース中、メインストレートで突如姿勢を乱しクラッシュした。

 肋骨骨折など大きな怪我を負ったティムだが、FROをはじめとするレスキューにより事故直後から適切な処置を受け、病院に搬送された後、手術も無事成功。その後ドイツに帰国し静養に努めていたが、すでにドイツではテストのオファーが届くなど、レース復帰に向け元気なところをみせていた。

 そんな中、スーパーGT第6戦富士に姿をみせるために来日したティムは、TEAM ART TASTEの仲間や、スーパーGTでともに戦った仲間たちとの再会を楽しみ、元気な姿をアピール。オートスポーツwebに対しティムは、「4カ月ぶりだけど、体調はバッチリだよ。本当は(第4戦)SUGOに出るつもりでリハビリを頑張っていたんだけど、チームが出場しないことで、出られなくなってしまったんだ。日本に戻ってきてたくさんの友達に会うことができたし、とても楽しんでいるよ」と笑顔で語ってくれた。

 そんなティムは、富士スピードウェイに来場する前日の7日、TEAM ART TASTEの仲間たちと富士登山に挑んだというから驚きだ。見事登頂に成功したティムは「復帰に向け体調は万全だね」と言う。

「富士登山は全然大丈夫だったよ。一緒に登った、タバコを吸う仲間の方がつらそうだったけどね(笑)。すごく速い時間で登ることができて、スバルラインの駐車場から、頂上まで4時間くらいで登ることができた。下りは2時間くらいだったね。登りは人が多かったから、もっと速く登ることができたかも」とティム。

「スーパーGTに復帰したいよね。いろんな話はしているけど、今の段階ではやっぱり具体的な話はできないけど、来年にはぜひ乗りたい」とGT復帰に向け意欲的なところをみせてくれたティム。来年はさらに元気な姿で、コクピットに戻っているところを見られるかもしれない。

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