歴史的名車であり、現在も基本デザインをそのままにロードカー、そしてレーシングカーとして活躍するポルシェ911シリーズを作り出したデザイナー、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ氏が5日、76歳で亡くなった。
ポルシェ社の創業者であるフェルディナンド・ポルシェの孫で、ポルシェ356を設計したフェリー・ポルシェの息子であるフェルディナンド・アレクサンダーは、インダストリアルデザインの勉強を始め、ポルシェ社のデザイン部門に加入した。
1963年のフランクフルトショーで公開されたポルシェ911は、初代のタイプ901、タイプ930と続き、現行型のタイプ997に至るまで基本デザインが踏襲されており、スポーツカーの代名詞と言える存在となったが、そのデザインにフェルディナンド・アレクサンダーが深く関与している。
その後、フェルディナンド・アレクサンダーはアパレルやウォッチなど、高級メンズアクセサリーブランドとして知られるポルシェデザインを設立。こちらも世界中で愛される存在となった。
現在、ポルシェデザイン社のホームページ(http://www.porsche-design.com/international/jp/)では、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェを偲ぶメッセージが記載されている。
哀悼の意を表したい。