11月14日から、本格的なレースウイークエンドが始まる第60回マカオグランプリ。F3マカオGP、WTCC世界ツーリングカー選手権として開催されるギアレース、GT3車両で争われるGTカップなど多くのレースで開幕に向け準備が進められている。

 今回のF3マカオGPには、日本人ドライバーは中山雄一(トムス)、関口雄飛(ミュッケ/ユーロノヴァ)、千代勝正(B-MAXエンジニアリング)という3名が挑む。すでにマシンも走行開始に向け準備が進められており、中山のトムス12号車は、全日本戦でのPETRONASカラーから、スーパーGTでもおなじみのKeePerカラーとなった。また、再びマカオに挑む関口は、パープルとブラックの新レーシングスーツを披露してくれた。

 一方、豪華メンバーが揃ったのは、今年マカオGPの60周年を祝い開催されるフォルクスワーゲン・シロッコR・チャイナ・マスターズチャレンジ。F3、ギアレースで成績を残したドライバーが集結し、シロッコRで戦うというものだ。

 日本からは見崎清志、長坂尚樹、津々見友彦、大久保力という70年代のマカオを戦ったドライバーに加え、“マカオの虎”舘信秀も参加。また、2008年のF3ウイナーで、ひさびさにレース参加となる国本京佑も姿をみせている。

 外国人ドライバーも実に豪華で、ステファン・ヨハンソン、デイビッド・ブラバム、マーティン・ドネリー、ジュリアン・ベイリーといったF3で活躍したドライバーに加え、ニコラ・ラリーニ、アラン・メニュ、ニ・アモリム、ティム・ハーベイ、エマヌエーレ・ピッロ、スティーブ・ソーパー、ダンカン・フイスマンといった往年のツーリングカーファンにはたまらないメンバーが揃う。

 そんなマカオGPの舞台となるギア・サーキットだが、今年からコントロールタワーが建て替えられ、新しくなっている。少しずつレースに向けて緊張が高まるギア・サーキットで、14日から走行がスタートする。

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