マクラーレンは、現時点で新しいタイトルスポンサーとの契約がないことを認めた。
マクラーレンは2007年からのタイトルスポンサーであるボーダフォンとのパートナーシップ契約を2013年末で終了した。
昨年3月の時点では、チームは、新しいタイトルパートナーシップに関しては「シーズン最終戦の後、2013年12月2日にエキサイティングな発表を行う」と述べていた。
その後、昨年末にチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、発表を来年の新車発表会まで延期する意向であると明かした。
しかし今週、チームのマネジングディレクター、ジョナサン・ニールは、今週金曜の2014年型マシンの発表会で新タイトルスポンサーを発表する予定はないと述べた。
ニールは、パートナーたちの支援によって今年はこれまで以上に多額の予算を用意していると強調している。
「マクラーレン・グループは非公開有限責任会社だ。公開有限責任会社のように毎年利益を示す必要はない」とニール。
「マクラーレン・グループは、過去に何度か非常に大きな利益を計上している。だが我々の戦略的な目標に合致しなければ、そのようにする必要はないのだ」
「我々の株主であるロン・デニス、マンスール・オジェ、マムタラカトは、配当を受け取っていない。彼らは成長の方により大きな関心を抱いている」
「従って、金曜、新車MP4-29をウェブサイト上で披露する際に、新しいタイトルパートナーの発表は行わないものの、我々は財政的に非常にいい状態にある」
「我々にはモービル1、サンタンデール、GSK、ジョニー・ウォーカー、ヒルトン、ヒューゴ・ボス、タグ・ホイヤー、SAPなど、多数の素晴らしいパートナーがいる。彼らは、成功を成し遂げるための我々の野心と献身を共有している」
「その結果、マクラーレンはいまだかつてないほど多額の年間運営予算を得る予定だ」
2015年のホンダとの契約には大きな商業的支援が含まれていると考えられているが、マクラーレンは今も、大企業数社とタイトルスポンサー契約に関する話し合いをしているようだ。