2010年にF1デビューを果たす新チーム、マノー・グランプリは、ヴァージンと契約を結び、“ヴァージンF1”になるのではとの報道がなされている。
イギリスのF1ジャーナリスト、ジョー・サワード氏は、今季ブラウンGPをサポートしているヴァージンが、来季からはさらに関与を深める形でマノーと契約するのはほぼ確実であると伝えている。
数カ月前、ヴァージンはブラウンの株式を取得しようとしていると報じられていたが、両者は金銭面で折り合わず、ヴァージンのリチャード・ブランソンは他チームから候補を探すことにしたようだ。サワードによれば、ヴァージンのエグゼクティブでありヴァージン・ギャラクティックのCEOであるアレックス・タイがマノーのチームプリンシパルに、マノーの創設者でありチームオーナーのジョン・ブースがスポーティングディレクターに、それぞれ就任する予定だという。
チームは経験あるドライバーをひとりはラインナップに加えたいと考えており、クリスチャン・クリエンが有力候補としてウワサされている。クリエンは2006年末まで3年間にわたってF1レースドライバーを務め、その後ホンダとBMWでテストドライバーの役割を果たすと共に、ル・マン24時間ではプジョーから参戦している。26歳で40回を越えるF1出場を果たしているクリエンは、若さと経験を併せ持っており、マノー/ヴァージンにとって理想的なドライバーと言えるかもしれない。
他には元スーパーアグリのアンソニー・デイビッドソン、A1GPチャンピオンのアダム・キャロルも候補としてウワサされている。
