1992年のF1チャンピオン、ナイジェル・マンセルが自身初のF1マシンである「エセックス・ロータス81B」をドライブした。
これはグループ・ロータスがイギリス・ヘセルに所有するテストトラックの新装イベントで実現したもので、同グループのアンバサダーを務めるマンセルは、30年以上におよぶ自身のレーシングキャリアで初のF1マシンとなった1981年の「エセックス・ロータス81B」を走らせた。
「30年ぶりにこの古い81Bと対面できるなんて、言葉では言い表せない気分だよ。ヘセルは特別な場所なんだ。だから、今日サーキットのオープンに際し、レオとグレッグのふたりの息子と一緒に走ることができて本当に素晴しかった」とマンセルは語っている。
このイベントでは、マンセルの息子レオも、革新的なツインシャシーを持ちながらレース出場を認められなかったロータス88をドライブ。マンセル同様アンバサダーを務めるジャン・アレジは、ゴールド&ブラックに彩られたタイプ125イクソス・エクスペリエンスを走らせたほか、現役ドライバーのビタリー・ペトロフやブルーノ・セナも参加して、7台のマシンが懐かしいエキゾーストノートを響かせた。
新しくオープンしたこのコースは1周が2.2マイルで、レイアウト自体はひとつのコーナーが追加されたのみで従来の姿を残しているものの、路面は全面改修が施され、ランオフエリアが広げられるなど、現代のレースカーや高性能マシンに適したコースに生まれ変わっている。
今後は、ピットビルやホスピタリティ、広いワークショップなどの施設も追加され、ロータス・ドライビング・アカデミーのコースとしても使用されるという。
