メルセデスは、ハンガリーGPでのチームオーダー論争を受け、今後ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの争いについてチームの方針を再考する考えでいる。

 ハンガリーGPでは、レース終盤に3回目のピットストップを控えるロズベルグが先行するハミルトンに抑えられる状況に陥り、チームはハミルトンに道を譲るよう指示した。
 しかしピットスタートから挽回し、チームメイトと異なる戦略で上位を争っていたハミルトンは最後までチームの指示に従わず、レース後にはチームの指示に“ショックを受けた”と語った。

 メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンを務めるニキ・ラウダは、チームがパニックに陥ったために誤った指示が出されたと述べ、ハミルトンの行動を支持している。
 これまでメルセデスのふたりはホイール・トゥ・ホイールのバトルを許されてきたが、彼らはハンガリーと同じような状況を防ぐために、根本的に異なるレース戦略をとることを禁じられた。

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、チームにとっての最善策として、今後彼らが望むようにできるためにドライバーに完全な自由を与えることも考えている。
「それは我々が考えている内のひとつだ」とウォルフ。
「おそらく、今の状況はシーズン開幕前に我々が持っていたものと異なっている」
「現在、我々にはコンストラクターズ選手権で170ポイントのアドバンテージがある。彼ら両方と同意した上だが、おそらくそれを少しゆるめる時なんだろう」

 ウォルフは、夏休み中に両方のドライバーと話し合いを予定しているが、タイトル争いの緊張が高まっていることから、開幕前に同意されたレース協定が機能しない可能性があると考えている。
「シーズン初めに、このルールを我々がどうしていくかを語るのは簡単だが、今やふたりがワールドチャンピオンを争っていのは明らかだ」

「おそらく、シーズン開幕前のルールがこれ以上機能しないところに達したんだ。チームの利益のためにポジションを諦めるか、または彼ら自身のシーズンとチャンピオンシップの可能性を危険にさらすようなことを、ふたりのドライバーに求めることはできないからね」

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