ルノーは、ケベック当局から、今週末のカナダGPで現在のマシンカラーリングを使用することを許可された。タバコ広告を思わせる今季のカラーリングがケベックのタバコ広告禁止法に抵触することが懸念されていた。
ルノーは今季グループ・ロータスとタイトルスポンサー契約を結び、1970年代および1980年代にロータスが使用していたタバコブランドのジョン・プレイヤー・スペシャルのカラーを連想させるカラーリングを採用した。現在のルノーとJPSとは関係ないものの、このカラーリングはタバコを連想させるとして、タバコ広告を厳しく禁止しているケベックで使用できるのかどうかが心配されていた。
チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、ケベック当局が2011年のカラーリングはタバコとは関係ないというチームの主張を受け入れたと述べた。
「モントリオールで我々の通常のカラーリングでレースができることを喜んでいる」とブーリエ。
「ケベック当局は、現在のカラーリングはマシンがタバコ業界からスポンサードされていた1980年代をイメージさせると述べた。だがロータス・ルノーGPは問題の業界から直接的にも間接的にも資金提供を受けていないという事実を受け入れてくれた。彼らが我々の誠意を認めてくれたことに感謝したい」
一方で、ブーリエは、2012年のカナダGPではカラーリングを変更する可能性があることを示唆した。
「しかしチームは、2012年にはケベックの法律に従うためにより明確な方法でケベック当局とともに取り組みを行うことに同意した」