ルノーはニック・ハイドフェルドのパフォーマンスに不満を持っており、ロメイン・グロージャンと交代させる可能性もあるとの推測が浮上している。
チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、ハイドフェルドのここまでのシーズンは「十分いいとはいえない」として、レースウイークエンドの金曜の時点からチームメイトのビタリー・ペトロフと同等の速さを見せる必要があると述べた。
「彼とじっくり話し、彼が抱いている懸念を理解し、彼の状況を完全に理解する必要がある」とブーリエ。
「プラクティス1から少なくともビタリーと同等の速さを発揮する必要がある。常に遅れが見られるようだ。マシンを整え、マシンバランスやマシンへの自信をいい状態にしておかなければ、予選で1周の速さを見せることはできない」
ハイドフェルドの今季ここまでの仕事をどう評価するかと聞かれたブーリエは、「優れているといえるが、十分優れているとはいえない」と答えた。
「日曜は問題ない。日曜のペースは非常にいい。だがもっと予選でいいポジションが獲れれば、もっと多くのポイントを獲れるチャンスを得られる」
F1SAはAutosprintの報道として、グロージャンがチームに復帰する可能性があるとの推測を伝えている。グロージャンはルノーで2009年途中にF1デビューを果たしたが、シートを維持することができなかった。しかし彼はブーリエとマネジメント契約を結んでいる。グロージャンは現在GP2に参戦し、ランキングトップに立っている。