12日、セバスチャン・ベッテルはレッドブルRB6を初めてドライブ、マーク・ウエーバーからステアリングを引き継ぎ、2日間にわたってテスト作業に取り組んだ。RB6初のテストは天候に恵まれなかったものの、4日間のテストを終えたチームは、マシンに満足感を表している。

 テスト3日目、ドライタイヤでコースに出たベッテルだが、すぐに雨が降り出したためにその後の走行はインターミディエイトおよびエクストリームウエットで行うこととなった。チームは集中的に空力テストを行う予定だったものの、悪天候のため予定どおりに作業が進まず、雨がひどくなってきた午後4時15分にこの日の走行を切り上げた。

「3カ月待って、ようやくマシンをドライブすることができて、すごく嬉しかった」とベッテルは初日の感想を述べている。
「フィーリングはOKだったし、大きなトラブルにも見舞われなかった。天候の影響で、マシンの力を見極めるのは難しい状況だったけれど、雨が降るのは分かっていたので、今朝はすぐに数周の走行を行った。その後は終日雨が降ったが、グランプリでもこういうコンディションになる可能性はあるわけだから、ウエットでテストができるのは大事なことだ。天気の関係で十分な作業はできなかったけれど、とても満足している。
 ベッテルはこの日59周を走行、1分21秒783のタイムで10人中5位となっている。

 テスト最終日の13日、レッドブルは空力テストおよびセッティングの作業を予定していたが、この日も午前中はウエットコンディションとなり、ベッテルはインターミディエイトで走行。午後になってコースは乾き始めたが、燃料ポンプのトラブルが発生、せっかくのドライコンディションの走行時間を3時間ロスすることに。しかしセッション終盤にコースに復帰したベッテルは、ドライタイヤでのロングランを行い、1分21秒203のタイムで6位になった。

「天候が悪くドライコンディションであまり走れなかったものの、RB6にとって最初の週のテストは有意義なものとなった」とヘッド・オブ・エンジニアリング、イアン・モーガンがコメントしている。
「マシンには全体的に満足している。非常に期待できそうだ」

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