レッドブル・レーシングが今季使用するルノーエンジンの名称が日産の高級車ブランド「インフィニティ」に変更されることが決定したとBBC sportが報じた。
ルノーと日産自動車は提携関係にある。日産とルノーは、アウディ、BMW、ジャガー、メルセデスといった強力なライバルたちがいる市場においてインフィニティのブランドの存在感をより高めることを狙い、レッドブルと契約を結んだものとみられる。
レッドブルは使用するエンジンを「インフィニティ」の名称にすることで、ルノーからエンジンを無償で提供され、これによって年間800万ユーロを節約できることになる。エンジン自体に違いはなく、変わるのは名称のみだということだ。ルノー/日産との契約にエンジンの無償提供以外の金銭的条件が含まれているかどうかは今のところ明らかになっていないものの、エンジンを無償で獲得できるだけで、レッドブルは予算の約4~5パーセントを節約し、それをマシン開発に回せることになる。
レッドブルとインフィニティの契約は、3月1日にジュネーブ・モーターショーで正式に発表されるものとみられている。