モナコGPのスチュワードは、審議対象のニコ・ロズベルグにペナルティを課さないことを決定した。
ロズベルグは、土曜日に行われた予選Q3のファイナルアタックでミラボーのブレーキングをミスし、イエローフラッグを出してしまった。
これにより、後方で逆転ポールを狙っていたルイス・ハミルトンは、ベストタイムを更新することができず、最終的にロズベルグがポールを手にするかたちとなった。
この時のハミルトンは、セクター1でロズベルグのタイムをわずかに上回っていたため、その後の記者会見では明らかに不満な表情を見せていた。
ロズベルグは、ミラボーでの動きが一切故意ではないと述べていたが、ハミルトンはチームメイトの発言について答えることを拒否した。
FIAが発行したリリースには、テレメトリーデータの調査結果として、ロズベルグのマシンに何ら問題となる動きは示されていなかったと記されている。
「スチュワードはチームとFIAからビデオとテレメトリーデータの提出を受けて調査した結果、ターン5のインシデントについてペナルティの証拠となる動きを確認することはできなかった」
この結果、ロズベルグの2年連続、通算6回目となるポールポジションが確定した。