ヴァージン・レーシングのテクニカルディレクター、ニック・ワースが、コスト削減を目指す現在のF1において、マシンデザインにおける自らのオールCFDのアプローチの優秀性を証明したいと述べた。

 来季F1にデビューする同チームは、15日、ロンドンで体制発表会を行い、ドライバーラインナップやマネージメント陣営を明らかにした。
 ヴァージンのマシンはニック・ワース率いるワース・リサーチが手がけ、風洞を使用せずCFD(数値流体力学)技術によってマシンデザインを行っている。このやり方はALMSのアキュラでも成功を収めており、多くの注目を集めている。

 ワースは、ヴァージンVR-01は2月にデビューすると明かし、マシン開発は順調に進んでいると述べた。
「今日はヴァージン・レーシングにかかわる全員にとって素晴らしい日だ」とワース。
「F1参戦のプランを最初に思いついてから今日のこの発表の日までの1年、状況は激変し、非常に忙しい日々だったが、非常に実りある日々でもあった。私はこのチームの一員であることに大きな誇りを感じている。このチームはF1に参加するだけでは終わらない。商業上の高い期待、そして我々レーシング部門における技術的な高い期待をも上まわっている」
「我々は新たなF1チームとしてスタートを切った。初めてのマシンの作業は順調に進行している。クラッシュテストのパフォーマンスは見事なものであり、 2月のVR-01のデビューに向けて計画どおりに非常に順調に進んでいる」

 以前自身のシムテックチームや、ベネトンにおいてF1にかかわっていたワースは、F1に失望してこの世界を去った。しかしF1でコスト削減策がとられることになり、再びF1に参入する気になったという。
「99年にF1を去る際には失望し、幻滅していたことを認めよう」とワースは言う。
「F1はボーイング対エアバスの戦いのようになってしまったと思っていた。チームはホイールナットに年間100万ポンドもつぎ込み、何百人ものエンジニアが覇権をめぐって争っていた。私はデジタルデザインのアプローチに大きな自信を持っていたが、F1の世界が変化するのを待たなければならなかった」
「そして我々はアメリカでこのプロセスを証明する決心をした。最初はインディカー、その後スポーツカーで、我々は大きな成功を収めた。F1のバジェットキャップ案を聞くとすぐに、私はCFDのみを使うアプローチをF1において証明する機会が訪れたと思い、言葉に言い表せないほどエキサイティングだと感じた」
「F1にリソース制限が導入とは……。ようこそ私の世界へ」

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