かつてミナルディF1チームを創立、長くチーム代表を務めたジャンカルロ・ミナルディがイタリア・ファエンツァの市長に立候補することとなった。

 1985年からF1に参戦、資金不足に長年悩まされながらもその情熱により参戦を続け、2001年にチームをポール・ストッダートに売却してからもレースに携わってきたミナルディが、長年彼を支え続けたファエンツァ市の市長として、今度は市を支えることを決断した。

 ミナルディは「ファエンツァは再びレースを戦う」をスローガンに掲げ、中道右派の支援を受け市長に立候補。今回の決断についてミナルディは、地元紙イル・レスト・デル・カルリーノに対し、次のように語っている。

「とても難しい決断だった。何しろ私はもう62歳だし、今まで政治に興味を持った事なんてなかったんだ。私は常にスポーツの世界にいたが、そこではたくさんのことを学んだけれどね」とミナルディ。

「ただ、私はファエンツァに常に支えられてきたことを知っているからね。今回こうして決断したんだ。今、ファエンツァはとても難しい時期にいる。国家レベルで困難な時期にあるんだ。だから、私は自分の力を故郷のために尽くすべきだと考えている」

「私は誰に対してもキャンペーンを貼ったりしない。自分が信じるとおりに働くし、若い専門職を連れてくるつもりだ。かつて自分がチームでそうしたようにね」

 ミナルディF1チームはファエンツァをベースにファクトリーを構えており、現在もチームを買収したスクーデリア・トロロッソがそのファクトリーを使用するなど、ファエンツァはF1とも関係が深い。ミナルディ自身はF1から去った後はGP2でチームを運営したり、現在も若手ドライバーのダビデ・リゴンを育成するなど、レースへの情熱は冷めなかった(現在もミナルディのホームページwww.minardi.itは更新され続けている) 

ファエンツァを代表する男が政治の世界でどう手腕を振るうのか? 注目が集まる。

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